とぴあトピックス

2025.02.03

新居支店が警察署から表彰

 JAとぴあ浜松新居支店(湖西市新居町)は1月9日、特殊詐欺による被害を未然に防いだとして、湖西警察署(湖西市古見)から感謝状が贈られました。
 昨年の12月19日、80代の女性が「息子から電話があり、取引先への支払いのため、80万円を出金したい」と新居支店に来店し、那須田庸介主任が対応しました。その支払いに対する請求書や領収書はないが当日中に現金が必要だと話し、慌てる様子で話の内容に不自然な点が多かった。不審に思い、息子本人に連絡を取るよう依頼したが、女性は息子からの電話であることを信じ切っていたため、なかなか連絡を取ってもらえなかった。女性の許可を得て息子の携帯電話番号を聞き、那須田主任が電話をかけたところ、本人と連絡が取れ、「全く身に覚えがない」との回答で、女性も電話に代わって直接話し、今回は他人からの電話だったことを理解した。その後警察へ連絡し、詐欺と判明しました。
 新居支店の中村大介支店長は、「今回、お客様の大切な財産を守ることができてよかった。高額の出金時は必ず理由を聞く、少しでも違和感があったら声を掛けるなど支店で徹底してきたことが詐欺防止につながった。今後も地域の皆様に貢献できるよう、犯罪の未然防止に取り組んでいきたい」と話しました。
 対応した那須田主任は、「高齢の方が1人で来店され、高額出金をする際には特に注意している。実の息子からの電話だと信じ切っているときの声掛けの難しさを改めて感じた。詐欺の手口は巧妙になってきているが、今後も丁寧な対応を心掛けたい」と話しました。