とぴあトピックス

2024.07.01

生産者組織連絡協議会総会

 JAとぴあ浜松生産者組織連絡協議会は6月12日、浜松市中央区で「第30回生産者組織連絡協議会総会」を開き、各生産者組織の代表者、JA役職員ら約70人が出席しました。
 総会は、当JAの各部会、協議会等が連携し、円滑な運営と地域農業振興を図るために、例年開催しています。
 最初に、同協議会の内山英樹会長が「昨年度は豪雨や記録的な猛暑で収量などに影響を受ける品目があった。さらに、資材価格や人件費の高騰などがあり、厳しい農業生産現場が続いている。そのような中、各々が工夫して経費削減や新技術の導入など、努力をしている。今後も、とぴあ浜松の生産者が一体となって持続可能な農業を展開していきたい」とあいさつしました。
 続いてJAの渥美保広経営管理委員会会長が、「年間を通じて、どれだけ生産者の所得を向上させられるか販売戦略を考えていくことが重要。露地作のさらなる振興や耕作放棄地の解消などに取り組み、これからもさまざまな意見や要望を伺いながら、1つひとつ課題をクリアしていきたい」と話しました。
 総会では、昨年度の事業報告、協議会規約の変更、本年度の事業計画の3つの議案を上程。全ての議案が、賛成多数で可決されました。
 全議案の承認後、静岡県西部農林事務所の職員が、「みどりの食料システム法」に沿って環境負荷低減の取り組みを要件化したクロスコンプライアンスの実施や、今後の補助金利用について説明。また、生産者の身を守るために「農作業事故対策」、「熱中症対策」について事例や対策などを説明しました。出席者は、メモを取りながら、関心深く聴き入っていました。
 最後に、JAの2人の営農アドバイザーが、管内の担い手農家の農業所得向上や生産振興を図る活動「一人1課題実践運動」の、取り組みや活動事例を発表しました。