とぴあトピックス

2024.09.17

担い手支援訪問活動合同研修会

 JAとぴあ浜松は9月10日、JA本店(浜松市中央区)で担い手支援訪問活動合同研修会を開き、営農アドバイザーや融資担当職員ら約80人が出席しました。
 同JAでは2011年度から、営農部門と信用部門が連携し、担い手支援訪問活動をすることで農業資金の新規融資実行を増加させる取り組みをしています。
 取り組みが始まって以来、毎年5~8月に、営農アドバイザーによる管内の担い手農家などの経営意向調査を実施しています。今年は管内の農家合計1,219軒を訪問し、各農家の農業経営の夢や希望、課題などの聞き取りをしました。
 調査で聞いた意向を基に、営農アドバイザーが支店の融資担当者と同行して再度農家を訪問し、農家に具体的な将来像を描くことと資金計画を意識してもらいます。JAが組合員の夢を後押しして農業融資を伸ばし、地域農業の発展に寄与することを目的としています。
 研修会では、JAの金融管理課の職員が農業融資情報などを報告し、営農指導課の職員が担い手支援訪問活動のスケジュールや今後の進め方を説明しました。その後、営農アドバイザーと支店の融資担当者が担当の地区ごとに分かれ、今年度訪問する担い手の状況や同行訪問の日程などを打ち合わせました。
 営農指導課の水井理香子係長は、「毎年継続して取り組むことで、農家の経営プランやスケジュールなどを新しい情報に更新できる。また、認定就農者や過去に農業融資を活用した農家を営農アドバイザーと融資担当者がと同行訪問することで、フォローアップにもつながる。部門の違う職員が連携し、より良い提案ができるよう取り組んでいきたい」と話しました。
 金融管理課の伊藤達哉主任は、「今年度は、2021年度から青年等就農資金の借り入れをいただいた認定新規就農者先や、法人先を主に訪問対象とした。営農アドバイザーと融資担当者で協力し、フォロー訪問も兼ね、生産者の相談にも積極的に対応していきたい」と話しました。
 今後は10月25日までに、営農アドバイザーと支店の融資担当者が、リストアップされた担い手農家に訪問して具体的な相談を進め、農業融資情報など訪問結果を営農センター、支店、本店などで共有します。