とぴあトピックス

2024.09.17

ママ目線の防災講座

 JAとぴあ浜松生活指導課は9月2日、浜松市中央区のJA本店で、エッセンスセミナー第3講を開き、管内の0歳から3歳児の子を持つ母親17人が参加しました。
 昨今、頻発化する災害に不安を抱える子育て世代が多いのではと同課で考え、防災をテーマにした講座を企画。講師には、東日本大震災をきっかけに、ママ目線の防災講座を行う市東みはるさん(47)を招きました。
 初めに、親子で出来る手遊び歌で遊び、和やかな雰囲気の中講座がスタート。市東さんは「自宅の備えはできていますか」と参加者に問いかけ「『命を守る行動』と『生き延びるための知恵を付けて備えておくこと』が必要だ」と話しました。その後、トイレの問題や避難所での過ごし方など被災地の母親や育児サークルの声を収集した事例を説明。備蓄品や避難時に役立つグッズも紹介しました。
 参加した藤本めぐみさん(31)は「備蓄品や防災グッズなど備えているつもりだったが、講座を聞いて全然足りないと思った。簡易トイレやライトの重要性に気づけた。できることから準備をしていきたい」と話しました。
 講師の市東さんは「能登半島地震や台風10号があったばかりで、みんなが真剣に話を聞いてくれた。日常生活の延長線上に防災の備えがある。すぐに実践できることなどアドバイスができてよかった」と話しました。
 同セミナーは子育て世代の女性を対象に、料理教室やフラワーアレンジメント教室などJAならではのイベントを年に6回開催しています。次回は11月上旬に開催予定です。