とぴあトピックス

2024.07.01

「とぴあハウスミカン」がスタート

 6月19日、湖北営農果樹センター柑橘選果場(浜松市浜名区)で、柑橘類の選果が始まりました。「とぴあハウスミカン」を皮切りに品種が時期ごとに切り替わりながら2月末まで出荷が続きます。
 「とぴあハウスミカン」は濃厚な甘みでファンが多く、市場や販売店から贈答用として引き合いが強くなっています。JA担当者は「今年は4~5月の好天や朝晩の冷え込みで着色が良い。糖度も高くおいしく仕上がっている」と自信をのぞかせました。
 初選果を前に、JA柑橘部会の役員、JAや選果場の職員ら約40人が出席して、今期の安全を祈願して選果場で神事を行いました。
 初日は約3.5tを選果。10月から稼働を予定している新選果機の設置工事中のため、小型選果機を使用し、等階級ごとに選別。従業員が果実の形状や傷の有無を目視で丁寧に確認しました。
 同センターの政本博之センター長は「最新技術の選果機が稼働するまで少し大変だが、安全に選果を乗り切りたい。今年のハウスミカンも品質は高く、多くが地元流通なので、甘くておいしいミカンをギフトや家庭で味わってほしい」と力を込めました。
 今年は、生産者11人が約2.3haで栽培。今後、7月上中旬のギフト需要に合わせ、新盆、旧盆をピークに、8月上旬まで地元市場を中心に約110tの出荷を計画しています。