とぴあニュース

2020.09.01

ハウス栽培の次郎柿が出番

 果樹販売センター柿梨選果場(浜松市浜北区)で、8月28日からハウス次郎柿の出荷が始まりました。今年の生育は順調で、内容・外観ともに良好。今後、夜温が下がってくるとより良く色づき、出荷量も増加する見込みです。
 次郎柿は果汁が少なく硬めの果肉で、シャキシャキとした食感とコクのある甘みが特徴。ハウス栽培は、病害虫の被害が少なく、風によって実が傷付きにくいため、外観がきれいで消費者から人気があります。通常、露地栽培では10月下旬から出荷が始まりますが、ハウス栽培は8月下旬から出荷が始まります。
 とぴあでは、浜北地区と北地区を中心に次郎柿を栽培。約30年前からハウス栽培を始め、現在4人の生産者が約60a栽培しています。年明けから5月中旬まで加温したり、実にまんべんなく光が当たるように枝を紐で吊ったりなど、栽培には工夫を凝らします。手間とコストはかかりますが、通常出荷のものよりも高値で販売。彼岸などの需要期に出荷することで、生産者の所得向上につなげています。
 出荷初日は約80kgのハウス次郎柿を選果しました。従業員が実の形や傷の有無などを一つひとつ確認。選別した後は、手作業で箱に詰めました。
 JA担当者は「ハウス栽培はコストと手間がかかるが、水管理などしっかりできるため、味も外観も良い。今年は病害虫の被害がなく、きれいな実がそろっている。有利販売をして、10月下旬からの露地次郎柿の出荷にもつなげていきたい」と期待します。
 ハウス次郎柿は、今年は10月上旬頃をピークに、10月中旬頃まで約12tを、市内と東京へ出荷する予定です。