おじさんが「たんせい込めて作ったこのキャベツは、私の子どものようなものです。みんなが安心して食べられるものを作るということは責任も大きいけど、おいしいと言って食べてくれる、みんなのよろこぶ顔を見ると、農業をやってて本当に良かったって思います」って言ってた。
ひたいの汗といっしょに、おじさんの目がキラキラしていた。
しゅうかくしたあとに、みんなでとりたてのキャベツを食べたんだ。
ぜったい食べないぞって思ってたけど、あれっ、においがしないぞ。
えっ、おまけに甘くておいしい。野菜ってこんなにおいしいものだっけ。